かつては「沼沢沼」と呼ばれていた。湖水面高約475m、面積約3.1km²、水深約96mである。約4万5千年前と約5400年前の大規な模噴火によって誕生した、新しいカルデラ湖である。カルデラ湖をさらに外輪山が取り囲む二重カルデラ地形のように見えるが、外側の外輪山様の地形は鮮新世の上井草カルデラからなり、沼沢カルデラとは無関係であるが上井草カルデラの新期の活動と見ることもある。カルデラを形成した大規模噴火の前後にも溶岩ドームなどを形成した小規模な噴火を何度も起こしており、これら一連のカルデラや溶岩ドーム群を総称して沼沢火山と呼んでいる。沼沢湖は只見川に近接しているため、湖面との落差を利用した揚水発電所が早くから実用化されていた。また周辺は只見柳津県立自然公園に指定されていて、神秘的な湖水周辺にはキャンプ場、沼沢竜神伝説や、妖精美術館などがある。毎年8月第一土日には「沼沢湖水まつり」が行われる。
古来より炭酸水が湧出している「単純二酸化炭素冷鉱泉」で、便秘や胃腸病に良いといわれる。
明治10(1877)年、旧/会津藩士により商品「太陽水」として販売が始まる。
明治38(1905)年、国内向け薬泉「万歳炭酸水」だけでなく、「芸者印タンサン・ミネラル・ウォーター」の名称でもヨーロッパ諸国へも輸出されていた。しかし、若松まで70キロ強もあり、運搬にコストがかかり過ぎたため休業となった。
平成16(2004)年、会津心水「aWa(あわ)心水(しんすい)」として再び販売が開始され、マグネシウム、カルシウム、カリウムなどが多いことから脚光を浴びている。
奥会津の森に囲まれた湖 「沼沢湖」 のほとりに、世界中の妖精が集まっています。
妖精美術館には、絵画、絵本、文学資料、人形、妖精をとり入れた小道具などがたくさんそろっています。
日本では数少ない妖精の館で、癒しのひとときをすごしてはいかがですか。
開館時間/9時~17時
営業期間/4月27日~11月10日
休館日/水曜日(祝日の場合は翌日)
〒968-0006
福島県大沼郡金山町大字中川字
上居平949-8
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